実際にアメリカのBiotechにはどんな業種があって、どんな職種があるんでしょうか?もちろん、PhDを持つバイオ研究者の関わる範囲内で話を進めます。
−業種
1.創薬系のBiotech Venture
近辺の大学やGenentechなどの巨大企業からのスピンオフが元となっており、創薬ターゲット、あるいはスクリーニング技術に外にはマネの出来ない、あるいはニッチな特徴を持っている。人数が少ないので何でもやらされる反面、一通りの製品化のステップをOn Job Trainingとして学ぶことが出来るとも言える。
ゴールはIPOして成長して自らの薬を上梓することだが、最近では初期から大手と提携し、ある程度パイプラインが揃った段階で会社全体がビジネスとして売却されることも多い。
2.Platform Technology系のBiotech Venture
核酸、蛋白質、Bioinformatics, MEMS等々、様々な技術の組み合わせなどによって生まれてくる新しい技術(というか装置)を元に創業し、特定の疾患に頼るのではなく装置の販売やスクリーニングの受託などを通して利益を上げている。あるいは、診断薬(装置)を開発し、マーケティング戦略によってニッチな領域での製品を複数個成長させ、売り上げを得ている。ただ、成長するための目玉がないので外の技術を持つ会社を買収、あるいは買収されたりして、ある程度大きい会社に成長しているパターンが見られる。
3.中堅から大手のPharmaceuticals(Big Pharma以外)
数年以上前にIPOしており、かつてはBiotechと言われた成熟している会社。パイプラインも充実しているので安定であるが、そのために人気も高い。またResearchのセクションも充実しているので、比較的アカデミアに近い仕事もある。
4.上述以外の創薬に絡まないBiotech Venture
植物、醗酵生産など。遺伝子組み換え作物だけでなく、最近ではグリーンバイオとしてエネルギー関係などにもそれぞれ独自の戦略を持っている。
5.Bio Pharma
Wikipediaによると
The phrase Big Pharma is often used to refer to companies with revenue in excess of $3 billion, and/or R&D expenditure in excess of $500 million, and represents the first 30 or so companies in this list.
というわけで、2004年の売上高が300億ドルを超える上位30社は以下の通り
Pfizer
Johnson & Johnson
GlaxoSmithKline
Sanofi-Aventis
Novartis
Hoffmann-La Roche
Merck & Co.
AstraZeneca
Abbott Laboratories
Bristol-Myers Squibb
Wyeth
Eli Lilly and Company
Bayer
Amgen
Boehringer Ingelheim
Baxter International
Takeda Pharmaceutical Co.
Schering-Plough
Astellas Pharma
Procter & Gamble
Schering
Merck KGaA
Eisai Co.
Novo Nordisk
Teva Pharmaceutical Industries
Genentech
Sankyo Co.
Akzo Nobel
Alcon
職種は細分化され、大きなプロジェクトの中で特定の仕事にFocus出来るので、多くのスペシャリストが育っている様子。導入薬に依存している会社も多く、社内での研究開発環境そのものが非常に活発とは限らない。
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